2015年12月11日 12:23
ブラウザの乗っ取りやアドウェア混入、Googleの撃退策とは?
Googleは12月9日、ユーザーの許可なく広告を挿入したり、設定を乗っ取ったりする新しい脅威「Unwanted Software(UwS)」に対抗するにあたって、ここ1年の取り組みと成果を報告した。GoogleのWebブラウザ「Chrome」、検索の「Google Search」、それに広告でUwSに対する策を講じた結果、効果はあったとしながらも、業界全体の取り組みが必要としている。
マルウェア対策として、Googleは2007年にフィッシングやマルウェアなど既知のオンラインの脅威から保護する「Safe Browsing」をリリースしている。だが時間の経過とともに、ブラウザの設定をハイジャックして、ユーザーが意図しないソフトウェアのインストールや、アンインストールが困難になるソフトウェアなどの新しい脅威が登場。既存のシステムでは必ずしも検出できないことから「Unwanted Software(UwS)」としてこれらに対抗するための取り組みに着手した。
UwSの定義としては、"詐欺的"で、実際とは違うことをうたってインストールさせるようなソフトウェアなど、以下のようなソフトウェアを挙げている。