くらし情報『東京都・六本木で日本人が育んできた水の精神性を浮かび上がらせる展覧会』

2015年12月16日 07:09

東京都・六本木で日本人が育んできた水の精神性を浮かび上がらせる展覧会

また、龍宮城など、水にまつわる昔話が多くあることは、多岐にわたる信仰を映し出している。とりわけ、今でも日本各地に残る龍神信仰は、雨乞いと深くかかわるものであり、五穀豊穣ひいては鎮護国家に直結することから、時代を通じて信仰され、水の信仰の中核といえるものとなっている。特に篤い信仰を集めた龍神は、国宝「善女龍王像」など優れた造形性を有するものが伝わり、龍神の持つ神秘の玉――「宝珠」に関する作例とともに、同展の見どころの一つとなっているということだ。

また、関連プログラムとして、東北大学大学院教授・泉武夫氏による記念講演会「雨を祈る儀礼と美術(仮称)」が開催される。
開催日時は2016年1月17日14:00~15:30。聴講料は700円(別途要入館料)、参加に際しては同館Webページより応募が必要となる。応募締切は12月27日。そのほか、学芸員が展覧会の見どころを紹介するスライドレクチャー「見どころトーク」や、エデュケーション・プログラムのスタッフによる、こどもから大人まで楽しめる初心者向けスライドレクチャー「フレンドリートーク」も開催される。
スライドレクチャーの参加費は無料だが、別途入館料が必要となる。

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