2015年12月24日 12:02
卸売業や商社、ITによる社内改革意向は成長率で違いが
自社の販売管理の実施状況(レベル)では、「売上や仕入の情報を会計ソフトで管理しているレベル」が45.3%と約半数に上る。販売管理のレベルとしては低いレベルが大半を占めているが、今後実施したいレベルとしては「商品の技術情報などが提供できるレベル」が最も多く、実施意向は高いレベルを目指しているという。
IT化を通じて社内改革で取り組みたいことを、3年前と比較した販売高の伸び率別に見たところ、販売高が10%以上減少している企業では利益の増大や売上の増大の項目が高いのに対して、販売高の伸び率が高い企業ほど業務コストの削減や業務プロセスの効率化といった項目が高くなる傾向にあった。また、販売高が10%以上増加した企業では顧客満足度の向上が高い傾向にある。これは、自社企業視点(自分視点)での社内改革から顧客視点(他人視点)に立った取り組みへの変化ではないかと同社は見ている。
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