2015年12月25日 17:00
オンキヨー「DP-X1」とパイオニア「XDP-100R」を徹底比較 - ハイレゾプレーヤー姉妹機、選ぶならどちら? (前編)
なお、USB経由時のDSD出力形式にはDoPとダイレクト転送のほか、PCM変換も選択できる。
リアルタイムDSD変換機能も用意している。ソースがDSD 11.2MHzのときを除き、MP3といった圧縮音源から192kHz/24bitなどハイレゾ音源まで、すべての音源が事前に設定した条件(DSD 2.8MHz/DSD 5.6MHz、それぞれに高精度モードあり)でリアルタイムにDSDへと変換される。高精度モードは電力消費量が増えるが、S/N比向上効果が期待できる。PCM音源のアップサンプリングにも対応しており、こちらは最大384kHz/24bitだ。
と、ここまでの情報ではDP-X1とXDP-100Rの間に明確な機能差を認められないが、実は決定的な違いがある。DP-X1はフルバランス設計であり、DAC(ES9018K2M)とヘッドホンアンプ(SABRE 9601K)を左右独立で2基ずつ搭載。2.5mmヘッドホンジャックから出力できるのだ。
直販価格(税別)でDP-X1が69,800円、XDP-100Rが59,800円となっている理由のひとつがここにある。
DP-X1のバランス駆動は、「BTL駆動」