恐らく世界唯一? 広島県には紙ヒコーキのために造られた場所がある!
「空に飛び出す紙ヒコーキにふさわしいデザインにしました」(戸田さん)。タワーには老若男女が登れるようにエレベーターも設置されているが、気流を乱さないような太さにするのに気を遣ったという。
○永遠の愛を「ラブコプター」でゲット!?
入場者は入場料300円を支払った際にエコ用紙を5枚渡される。そして、建物の1階に置かれた紙ヒコーキの折り方を紹介した図や戸田さんが紙ヒコーキの折り方を約100種類も取り上げた著書を見て、好きな紙ヒコーキを作り、15mの高さにある展望台に持って登る。
展望台は四方の窓が全て開けられるようになっており、そこから紙ヒコーキを飛ばすのだが、年に数回行われる飛行時間記録会のイベントでは、何と21分もの飛行時間を記録したものもあるという。こうした日常ではなかなか体験できない経験ができるので、マニアはもちろん、一般の親子連れも多いという。
記録更新を狙って試行錯誤するのももちろん楽しいが、タワーの展望室は360度の大パノラマで周囲には雄大な山々がそびえているので、他の参加者が紙ヒコーキを飛ばす様子を眺めるのも愉快だろう。
実は1万人目の入場者は沖縄県から来た人だったのだが、贈られた景品が沖縄旅行だったという笑えるオチもある(当選者は後日、その飛行機チケットを使って再訪したという)。