2022年2月2日 23:29
濱口竜介監督、『ドライブ・マイ・カー』アカデミー賞期待の声に「大事なことは…」
と分析する。
制作のC&Iエンタテインメント 代表 久保田修氏は「日本だけでなくヨーロッパでもアメリカでも受け入れられているのは、それだけコロナだったり、分断とか格差とかいろいろなことがあって、再生というか治療というか癒やしというか、そういったものを求めていたんだな」と予想する。「もちろんいい映画なんですけれども、世界的に受け入れられるというのは当然、我々は作ってる段階では想像してなかった」と振り返った。
8日には米国 アカデミー賞のノミネーションも発表されるが、期待について聞かれると、濱口監督は「そういうことがあったらありがたい」と言いつつ、「賞の場で言うのはなんですけど、賞によって作品が変わるわけではないので。自分達が何ができたのかできていなかったのかを、心に留めておくのが1番大事なことかなと思います。それでもし素晴らしいことがあれば、それはご褒美みたいなものだと思います」と語った。○第95回 キネマ旬報ベスト・テン 受賞一覧
日本映画作品賞 『ドライブ・マイ・カー』
外国映画作品賞 『ノマドランド』
文化映画作品賞 『水俣曼荼羅』
主演女優賞 尾野真千子(『茜色に焼かれる』『ヤクザと家族 The Family』により)