くらし情報『ビッグデータの利活用にあらず、「omni7」で重視するものとは? - セブン&アイ・ホールディングス鈴木康弘CIOに聞く(前編)』

2016年1月5日 11:17

ビッグデータの利活用にあらず、「omni7」で重視するものとは? - セブン&アイ・ホールディングス鈴木康弘CIOに聞く(前編)

「セブンカフェ」「セブンプレミアム 金のハンバーグ」などがヒットしましたが、そうしたニーズはデータからではなく、人間が考えていかないと生まれなかったと思っています。過去のビッグデータをひっくり返しても、所詮は過去のニーズなんですよ。

もちろん、新商品を出したあとで、ターゲットにうまくマッチしたかどうかの検証材料としてはデータを使いますが、次に何をやるのかは人間がベースだと考えています。ここが我々にとって根幹になる部分です。――「omni7」が対Amazonという視点で語られることがあります。

そこは比較しても仕方がないですよ。Amazonに学ぶことはありますが、我々にとっては、ネットで売れなくても、リアルで売れればいいんです。お店で売れなければ、ネットで売れればいいんです。
大事なのは商品であって、例えば、セブンプレミアムは年間1兆円の売上を持つ商品力を持っているわけです。ネットの活用をプロモーションとしてしか見ない風潮がありますが、我々は商品力をもって売るんです。最終的には商品がお客さんに受け入れてもらえれば、それでいいんです。

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