震災3年目は"区切り"ではなく"これから" - Yahoo!トップページに込めた想い (1) 石巻復興ベースが起点に
原発問題では、感情論やヒューマン系の話になりがちになるが、科学的な検査・調査というデータを見せることでフラットな立ち位置で話を見てほしい」(永氏)
2013年のコンテンツでは復興支援者の話をメインに構成していたが、今年は被災者を中心に話を組んだという。
「被災者の方が現在の状況を正確に伝え、読者に響くのではないかと考えた。被災地は悲壮感が漂っているわけではなく、頑張っている人が多く居る。もちろん、支援はまだまだ必要だし、ヤフーとして募金もやっているが、この特集でお願いしたいことは足を運んでほしいということ。地元の人は『人が来るだけで良い』と思っていると思う。お金だけではなく、『見てもらう』『来てもらう』『知ってもらうこと』が一番大事だ」(永氏)
ヤフーは現地へ足を運んでもらうことを目的としたツール・ド・東北を2013年に開催しており、今年も9月14日に開催予定だという。
●東日本大震災における検索ワードを視覚的に振り返る
ヤフーでは、このトップページの取り組み以外にも「Yahoo!検索、「3.11」で検索するだけで寄付ができる震災復興チャリティー」なども行なっている。
Yahoo!検索の震災にまつわるほかの取り組みとしては、Search for 3.11 ビジュアライザという、インフォグラフィック(視覚的に情報を伝える画像)