くらし情報『スペースX「ファルコン9」ロケット、18日打ち上げ - 船への着地に挑戦』

2016年1月13日 13:59

スペースX「ファルコン9」ロケット、18日打ち上げ - 船への着地に挑戦

そこで同社では、陸上回収と並行して、分離後のロケットが落下する先の海上に船を用意し、その上にロケットを降ろす構想も進めている。船で回収したあとは、そのまま船で陸にある基地まで戻すか、あるいは船の上で、ロケットの点検、整備を行い、衛星を搭載して再打ち上げを行うという計画だ。これにより、陸まで戻る分の推進剤が不要になるため、ロケットの打ち上げ能力をそれほど落とすことなく運用ができ、また回収できるミッションの幅が広がることになる。

しかし、船の上に降ろす場合、波や海流の影響で船が安定していないことや、海上は風も強いこともあり、陸上に降ろすよりロケットの制御が難しい。

同社はすでに、無人で海上の指定した場所にとどまり続けることができるドローン船(Autonomous Spaceport Drone Ship)の「指示をよく読め」号と、「もちろんいまもきみを愛している」号を建造し、2015年の1月と4月の打ち上げで回収試験も行っているが、2回とも船の上までたどり着くことはできたものの、甲板に接地した後に倒れて破壊されるなどし、完全な成功には至っていない。

船での回収試験は今回で3度目となるが、前回の打ち上げで陸上への着陸に成功していることもあり、今回の成功への期待が高まっている。

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