2016年1月13日 13:59
スペースX「ファルコン9」ロケット、18日打ち上げ - 船への着地に挑戦
米国の宇宙開発企業「スペースX」は1月18日(日本時間)に、地球観測衛星「ジェイソン3」を搭載した「ファルコン9」ロケットの打ち上げを、カリフォーニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地から実施する。
昨年末のファルコン9の打ち上げでは、ロケットの第1段機体を発射台にほど近い陸地に垂直着陸させることに成功したが、今回の打ち上げでは飛行経路の下の太平洋上に浮かべた船への着地に挑む。
打ち上げ日時は日本時間1月18日3時42分18秒(太平洋標準時1月17日10時42分18秒)に予定されている。すでに12日には、打ち上げ前の最終確認として行われる静的燃焼試験も終えており、打ち上げに向けた準備は順調に進んでいる。
ジェイソン3は米航空宇宙局(NASA)や米海洋大気庁(NOAA)、フランス国立宇宙研究センター(CNES)、欧州気象衛星機構(EUMETSAT)が共同で開発した衛星で、搭載しているレーダー高度計やマイクロ波放射計を使い、海面高度や波の高さ、大気中に含まれる水蒸気量などを観測することを目的としている。設計寿命は3年が予定されている。
米国とフランスの共同による衛星を使った海洋観測は、1992年に打ち上げられた「TOPEXポサイドン」