くらし情報『スペースX「ファルコン9」ロケット、18日打ち上げ - 船への着地に挑戦』

2016年1月13日 13:59

スペースX「ファルコン9」ロケット、18日打ち上げ - 船への着地に挑戦

に始まり、2001年の「ジェイソン1」、2008年の「ジェイソン2」と続いている。ジェイソン3はジェイソン2の後継機となる。なお、ジェイソン2の設計寿命も3年だが、約8年経った現在も動き続けており、2017年まで運用が続けられる見通しとなっている。

○今回はロケットを船で回収、陸への着陸との違いは

スペースXはロケットの打ち上げコストを大幅に引き下げることを目指し、数年前からロケットを再使用する研究や試験を続けている。そして昨年12月21日に、同社は打ち上げに使ったファルコン9ロケットの第1段機体を、発射台の近くの地上に、垂直に着陸することに成功した。同社によると、着陸後の機体には目立った損傷は見られず、再びエンジンに点火することも可能だという。

そして今回の打ち上げでは、打ち上げ場所であるヴァンデンバーグ空軍基地から南に約300kmの太平洋上に浮かべた、大きな甲板をもつ船の上に降ろすことを計画している。

ロケットを発射台の近くまで戻す場合、機体を上空で反転させ、さらにそれまで飛んできた飛行経路を戻るようにして飛ばさなければならない。
発射台近くの陸上まで戻すことで、その後の機体の点検や整備がやりやすいという利点はあるものの、ロケットに必要な推進剤量が多くなるため、打ち上げ能力が下がってしまう、あるいは打ち上げる衛星の質量や目標軌道などの関係でミッションによっては回収する余裕がなくなる、という欠点もある。

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