修羅場サバイバル ~健康で文化的なクリエイターになるために~ (3) 座ってから何分経ったか覚えてる?座りっぱなしは「重労働」
これは、座りっぱなしでいることにより、下肢の静脈血が固まって血栓を作り、立ち上がった時などに血栓が動いて肺の静脈に詰まって、肺塞栓を起こすもの。飛行機のエコノミークラスでよく起こる症状のためにこの名前が付けられていますが、オフィスでも要件がそろえば起こりうるものです。よく旅行をする人はこの症候群自体は知っていると思いますが、座り仕事が多い場合、普段の生活でも同様の予防をするといいですね。
一時期「座り仕事の人は病気にかかりやすい」というような情報がネット上を飛び交っていたので、そこから「座りっぱなしはまずい」と知っていた人もいるかもしれません。立ったまま仕事をするための机なども販売されていましたね。ですが、立ったまま仕事をしたなら健康リスクを回避できるかというとそうではなかったとの研究結果も出ていました。じっとしているなら立ったままでも座ったままでも結局は同じだそうです。
○座り仕事の危険を回避するためには
座りっぱなしのリスクを回避する方法は、時々立ち上がって歩くこと。
1時間に1度程度、ほんの少しオフィスを歩くだけで十分。たったこれだけです。作業の集中を妨げるから嫌だ!と思う人は、インターバルタイマーを利用して、立ち上がる時間を忘れないようにしてもいいでしょう。