NASA、国際宇宙ステーションへの物資輸送で3社と契約 - 1社は小型シャトル
そして2008年にスペースXとオービタルATK(当時はオービタル・サイエンシズ)の2社を選定し、その後両社と物資補給を任せる契約を結んだ。
この契約は「第1期商業補給サーヴィシズ」(CRS-1)と呼ばれ、2012年から実際の補給ミッションが開始。2016年までにスペースXが12回、オービタルATKが8回の、計20回のミッションを行うこととなっている。
そして2017年以降の補給については、また新たに委託先を選定、契約が結ばれることとされ、2014年2月に「第2期商業補給サーヴィシズ」(CRS-2)の計画が立ち上げられ、米国内の航空宇宙企業に提案を呼びかけた。
CRS-2には、CRS-1に引き続きスペースXとオービタルATKが名乗りを挙げたほか、シエラ・ネヴァダ、ボーイング、ロッキード・マーティンも提案を出し、NASAは審査を続けていた。
CRS-2の実施期間は2019年から2024年までで、今回選ばれた3社はこの間、1年あたり最低1回、合計で最低6回の補給を行うことになる。なお、CRS-2の選定が約1年近く遅れたため、CRS-1の終了時期とCRS-2の開始時期との間に空白が生じてしまうことになったが、NASAはすでにスペースXとの間で、追加で補給を行う契約を結んでいる。