2016年1月15日 19:35
NTTデータ、開発中のICU向け医療データ分析ソリューションの実証実験を開始
これまでNTTデータとエヴェリスは医師の意思決定の効率化や精度の改善を目的にICUで用いられている各種医療機器から得られる情報を1つのプラットフォームに集約し、患者の状態を示すデータとして一元化したうえで提示していたほか、これらのデータを分析することで症状推移の予測情報を提供するソリューションの開発を目指し、共同研究を行ってきた。
今回、プロトタイプのシステムが完成したことから、実証実験を行い、実際の医療現場における声を反映させることで、2017年をめどに同ソリューションの完成を目指す。
同ソリューションはICUの医師に対し、治療に関する注意喚起情報や症状推移の予測情報など患者の状態、治療状況に関する情報を一元的に提供することを目指しており、エヴェリスの電子カルテを中心とした病院向けソリューション「ehCOS」に、NTTデータ技術開発本部で開発を進めているビッグデータ分析ソリューションを組み合わせて開発。
ビッグデータ分析ソリューションは、オープンソースを活用したものであり、大量のストリーミングデータに対するリアルタイムなデータ分析を可能とする。なお、実証実験はVirgen del Rocio University Hospital in Sevilleで実施し、プロトタイプシステムを用いて医師への治療手順伝達手法の検証やデータ収集プラットフォームの性能検証、患者の症状推移の予測技術開発などを進める。
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