くらし情報『がん教育は小学校から! 東京都墨田区ががんのモデル授業で伝えたかったこと』

2016年1月19日 10:00

がん教育は小学校から! 東京都墨田区ががんのモデル授業で伝えたかったこと

がん教育は小学校から! 東京都墨田区ががんのモデル授業で伝えたかったこと
東京都墨田区は2015年12月、同区内では初となるがん教育のモデル授業「がんのことをもっと知ろう」を、墨田区立業平小学校の6年生を対象に実施した。保健学習の一環として行われたこの授業に用いた教材は、がん教育を検討する過程で区や教育委員会らが共同して作成したもので、このようなケースは全国的にみても珍しいという。

教員やがん患者、区、教育委員会が一丸となってモデル授業を実施した目的は何なのか。墨田区 保健計画課の松本静さんに伺ったので、2回にわたって紹介する。

○モデル授業のきっかけ

モデル授業のそもそものきっかけは、2012年6月に閣議決定された「がん対策推進基本計画」にがん教育の推進が盛り込まれたことだった。それとは別に、2013年における墨田区のがんの死亡率は、男性が23区中7位で女性が同1位と、がんの死亡率が高いという素地もあった。

これらの現状を受けて、区は2014年に「墨田区がん対策基本方針」を新たに策定。「がんによる死亡者数を減らす」などの基本目標を達成させるため、4つの個別目標を設定した。
その中の一つに「がんに関する正しい知識を持つための健康教育・普及啓発活動の推進」

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