くらし情報『太陽系に9番目の惑星が存在する可能性 - 米カリフォルニア工科大』

2016年1月21日 15:13

太陽系に9番目の惑星が存在する可能性 - 米カリフォルニア工科大

そして数理モデルとコンピューター・シミュレーションを使った解析の結果、これら6つの天体の不可思議な並びを説明できる、巨大な未知の惑星が存在する可能性が高いことがわかったという。

発表によると、この「プラネット・ナイン」は天王星型天体と呼ばれる、水やメタン、アンモニアを主成分とする巨大な氷を主体とし、その周囲に分厚い大気をもつ星であると推測されている。質量は地球の約10倍、冥王星と比べると約5000倍とされ、また太陽からの平均距離は太陽系で最も遠い惑星である海王星の約20倍に匹敵する。太陽のまわりを1周する公転周期は1万年から2万年にもなるという。軌道は、6つの天体とは逆の方向に大きく伸びる楕円の形をしており、太陽の赤道面からの傾きは6つの天体とほぼ一致しているとされる。

○真の太陽系第9惑星になれるか

かつて太陽系の第9惑星には、1930年に発見された冥王星が位置していた。しかし1990年代以降、観測技術の発達で、冥王星に似た特性をもつ天体が続々と発見されたことで、国際天文学連合(IAU)は2006年に新しい「惑星の定義」を策定。その結果、その新しい定義に満たない冥王星は惑星から外され、他の冥王星に似た天体とともに、「準惑星」

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