2016年1月22日 12:13
富士通ら、やり取り型標的型メール攻撃をリアルタイムに検知する技術
これにより異常検知に必要な情報量を10分の1以下にコンパクト化でき、通常数日におよぶやり取り型の標的型メール攻撃に対しても、高速な検知処理を行うことができるという。
同社によると、これらの技術により、やり取り型の標的型メール攻撃に関連する一連の不審な動作の連なりを検知し、関連しない動作は除外するため、メールやWebアクセスなどの個々の異常を検知する従来の技術に比べ、実験環境での評価では、検知数を10分の1以下に抑えることができたという。
また、今回開発した技術を用いることで、特定の相手との一連のメールのやり取りと関連する操作履歴から、やり取り型の標的型メール攻撃を効率的に検知することができるようになったとしている。
そのほか、サイバー攻撃対策に関する技術「行動特性分析技術」と「ネットワーク検知技術」の拡張も行われ、新技術と組み合わせてセキュリティを高めることが可能になった。
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