くらし情報『着陸に成功したスペースXの「ファルコン9」ロケット - 実は「フル・スラスト」という名の進化版だった』

2016年1月25日 13:00

着陸に成功したスペースXの「ファルコン9」ロケット - 実は「フル・スラスト」という名の進化版だった

着陸に成功したスペースXの「ファルコン9」ロケット - 実は「フル・スラスト」という名の進化版だった
昨年12月21日、打ち上げ後に地上への着陸に成功した米スペースXの「ファルコン9」ロケット。大きなロケット機体が地上に舞い戻る様は大きな話題となったが、その一方で、あまり話題にはならなかったものの、この打ち上げで使われた「ファルコン9」は、実は新しい技術で改良された「ファルコン9 v1.1 フル・スラスト」という新型機だった。

2010年に登場したファルコン9ロケットのシリーズにとって、第3世代機となるファルコン9 v1.1 フル・スラストは、これまでから何が変わり、どんな性能をもっているのだろうか。

○ファルコン1からファルコン9へ

低価格で高性能なロケットを擁し、さらにロケットを垂直に着陸させることに成功するなど、いまや時代の寵児としてもてはやされている「スペースX」は、2002年に設立されたばかりの、まだ若い会社である。設立者は電子決済サービス「PayPal」を立ち上げ、また革新的な電気自動車で知られる「テスラ・モーターズ」の設立者としても知られるイーロン・マスク氏という人物である。

同社は徹底した低コストのロケットと、それを使った人工衛星打ち上げビジネスを目指して宇宙業界に参入した。

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