くらし情報『東京都の組体操事故、小学校では1年で563件 - 安全対策の検討開始』

2016年1月25日 16:26

東京都の組体操事故、小学校では1年で563件 - 安全対策の検討開始

東京都の組体操事故、小学校では1年で563件 - 安全対策の検討開始
東京都はこのほど、「体育的活動における安全対策検討委員会」を設置。運動会で行われる組体操や騎馬戦競技などの安全対策について、3月までに報告書をまとめる見込みだ。検討にあたるのは、学校のトラブル事案に詳しい日本女子大学の坂田仰教授、体育の授業研究を行っている江戸川区立西葛西小学校の山下靖雄校長、それに東京都小学校PTA協議会の小野関和海会長ら11名。初の開催となった1月22日の協議の内容をご紹介する。

○小学校の組体操による骨折事故、1年間で158件

同委員会は、2015年に大阪府の中学校で起きた組体操の事故を受けて設置された。運動会で行われた組体操の巨大ピラミッドが崩れ、生徒が骨折するなどのけがをしたものだ。東京都では都内の学校においても類似の事故が多数発生していることから、組体操をはじめとする運動会での競技を中心に、安全指導や対策に向けた基本的考え方をまとめるとしている。

実際に、都内ではどれだけの事故が起きているのだろうか。
日本スポーツ振興センターの統計によれば、平成26年度に「組体操」において発生した事故件数は、高等学校では19件と少ないものの、中学校では146件、小学校では563件にものぼる。

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