くらし情報『ネットワークベンダーから見たセキュリティの問題点 (3) 「SSO」がセキュリティ対策……はもう古い?』

2016年1月29日 16:30

ネットワークベンダーから見たセキュリティの問題点 (3) 「SSO」がセキュリティ対策……はもう古い?

という結果が出ており、モバイル アプリケーションの導入が、いかに大きな効果をもたらすかがわかります。

しかし、ここで大きな問題になるのが、「認証情報の管理」です。それぞれのアプリケーションを使用するには、一連の認証情報が必要です。これらを適切に管理して、その上、忘れないようにし、各アプリケーションのログイン時に入力することは、ユーザーに大きな負担がかかります。

例えば、パスワードが思い出せず、時間を無駄に費やしてしまった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。また、パスワードを書いた付箋があまりにも多くなってしまい、そこから目的のパスワードを探しだすのが大変だという方も、決して少なくないはずです。

○“パスワード探し”にどれだけの時間が費やされているのか

このような“パスワード探し”に伴う損失は、どれだけのものなのでしょうか。2011年に行われた調査によれば、医師は平均して5.7~6.6個のパスワードを必要とし、その処理のために1日当たり15分を費やしていたと言います。
これを、SSO(シングルサインオン)の導入により、憶える必要がなくなれば、ヘルスケア産業全体で年間で最高260万ドルが節約できる計算になると、この調査では結論づけています。

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