ゼロからはじめる「Cygwin」 - コマンドラインを使ってみる編 (1) GUIではない世界--CUI
コマンドの後に1文字以上を空けてオプション、さらに1文字以上
空けて引数を続ける。[ ]の意味は、なくてもよいというものを表す。つまり、lsコマンドはオプションや引数がなくても、よいということである。図1のままでは少しつまらないので、ホームディレクトリ(ログイン時にユーザーがおかれるディレクトリ、すべての作業はここからスタートする)に、ファイルをいくつかコピーした状態で始めてみる(この作業はWindows上で、Cygwin\home\ユーザー名のフォルダにコピーする)。
こうしてlsコマンドを実行すると、図2のようになる。
今度はファイル名などが表示される。さて、ここで、オプションを使ってみよう。lsに続けて「-l」と入力する(図3)。
今度はファイルサイズや日付なども表示されるようになる(?は、ユーザーやグループだが、Windowsでコピーしたので設定されていない)。これがオプションによる動作の違いである。さらに、引数を使ってみよう。ls -lのあとにさらに「text」を追加する(図4)。
実は、図3で先頭に「d」が付いているものはディレクトリであった。ここでは、その中身を表示している。