ゼロからはじめる「Cygwin」 - コマンドラインを使ってみる編 (1) GUIではない世界--CUI
コマンドによっては、オプションを複数持つものがある。それらを複数組みわせてもよい。
aは、普段見えない隠しファイルも表示するオプションである(先頭が「.」で始まるファイルはドットファイルと呼ばれ、普通には表示されない)。オプションを複数指定する場合、順番は関係ない(ls -laとしても同じ結果となる。一方、引数はコマンドによって意味を持つことがある)。また、どんなオプションや引数があるかを調べるには、--helpオプションを指定する。
長かったので一画面に収まらなかった。ここでは、とりあえず右のスライドバーで最初の方を確認してほしい。
また、英語になってしまうが、manコマンドでマニュアルを表示させることもできる。
リターンキー(1行単位)やスペースキー(1画面単位)で、表示内容をスクロールさせることができる。
●簡略表現と特殊文字
○簡略表現と特殊文字
図5の1行目と2行目には「.」と「..」の2つのディレクトリが表示されている。これはどういう意味か?「.」はカレントディレクトリ、「..」は親ディレクトリを意味する。実際に実行すると以下のようになる。
$ pwd ←カレントディレクトリ名を表示
/home/Administrator
$ cd text ←textディレクトリに移動
$ pwd ←カレントディレクトリ名を表示
/home/Administrator/text
$ cp ../aaa.txt . ←親ディレクトリにあるaaa.txtをカレントディレクトリにコピー
$ cd ~ ←ホームディレクトリに移動
pwdコマンドは、Print Working Directoryの略でカレントディレクトリ名を表示する。