くらし情報『WebカメラやSTBがポートスキャンのボット化する時代に - JPCERT/CC』

2016年2月4日 15:12

WebカメラやSTBがポートスキャンのボット化する時代に - JPCERT/CC

WebカメラやSTBがポートスキャンのボット化する時代に - JPCERT/CC
JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月4日、インターネット定点観測レポートの2015年10月~12月版を公開した。

同レポートは不特定多数に向けて発信されるパケットを収集して、宛先ポート番号や送信元地域ごとに分類。脆弱性情報やマルウェア、攻撃ツールの情報などと対比して分析することで、攻撃活動や準備活動の捕捉を行っている。

今月の宛先ポート番号トップ5は以下の通り。「53413/UDP」が前四半期のトップ10圏外から3位まで順位を上げている。

トップ5の宛先ポート番号ごとのパケット観測数の推移では、53413/UDPが乱高下を見せており、1位の23/TCP (telnet)は平均して観測されていることがわかる。送信元は中国と米国がワンツーで、前四半期と同じだ。

JPCERT/CCの分析では、53413/UDPが探索されている理由は、同ポートを標準ポートとして使用するNetis/Netcore製のルータ製品を探索する目的の可能性が高いという。
送信元は中国が多いものの、日本において同ポートを使用する製品はあまりない。Netis/Netcore製ルータには脆弱性が発見されており、この脆弱性を突くために探索している可能性があるようだ。

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