7ORDER、全員が楽器を持ち「音で楽しんでもらいたい」メンバーのこだわりに迫る
それは「ひとつの表現の特徴は全部につながっていて、根本的に一緒だ」ということで、例えば楽器の演奏でダメ出しを受けた時の内容は、お芝居にもつながっていたりする。というのも、僕がドラムを叩いている時に先輩から「ずっと強く叩くんじゃなくて、ちゃんと引くことによって、印象的な部分を強く聴かせることができる」という話を聞いたのと同じ時期に、お芝居でも同じようなアドバイスをいただいた経験があって。
僕らがライブやお芝居など色々なことを同時にやるからこそ気付けたことだと思うんですけど、「表現は根本が同じだから、人間の弱点が各々のアウトプットに出るんだな」というのが、夏のツアーから冬のツアーを通して発見した部分でした。今はそのことを意識していて、例えばお芝居で弱点が見つかった時は、歌や楽器に変換して「だったら、こっちも同じように直そう」とリンクさせるようにしています。
――素敵ですね。諸星さんは今もサックスを手にされていますが…
諸星:楽器を始めるようになってから、ずっとサックスを持ち歩いています。萩谷:コンビニの袋にリード入れてるけど……。
諸星:これは、机の上が散らかってるからなくさないように入れてるの!
長妻:逆に捨てられる可能性あるけどね!?
諸星:やめてよ(笑)。