くらし情報『オスのマウスは他のマウスの性行動を見たがる - 慶大と麻布大』

2016年2月23日 18:52

オスのマウスは他のマウスの性行動を見たがる - 慶大と麻布大

オスのマウスは他のマウスの性行動を見たがる - 慶大と麻布大
慶應義塾大学(慶大)と麻布大学(麻布大)は2月23日、オスのマウスが他のマウスの性行動のビデオを見たがることを実験で確認したと発表した。

同成果は、應義塾大学 渡辺茂慶 名誉教授および麻布大学 獣医学部 菊水健史 教授らの研究グループによるもので、1月22日付けの独科学誌「Animal Cognition」オンライン版に掲載された。

今回の研究では、C57BL6という系統のオスマウスに対し、選好実験と弁別実験が行われた。選好実験では、赤外線で動物の位置がわかる実験箱を使い、ipodが固定された左右の区画において、「中性行動」(2個体が一緒にいる)、「性行動」、「闘争行動」のビデオを再生。「性行動」と「中性行動」、「闘争行動」と「中性行動」、「性行動」と「闘争行動」の組み合わせで15分間、それぞれの区画での滞在時間を調べた。

また、弁別実験では「性行動」と「闘争行動」のビデオを使って、快感が生じるモルヒネを注射してから一方のビデオが見られる区画に入れ、別の日には生理食塩水を注射してから他方のビデオが見られる区画に入れる訓練を行った。これを繰り返した後に、注射なしでどちらの区画にどのくらい滞在するかを調べ、モルヒネと結びついた区画に長く滞在するようになればマウスは2つのビデオが見分けられたということになる。

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