2016年2月24日 23:04
動く被写体には「コンティニュアスAF」が有効 - 今こそ知りたいデジタル一眼の基本
シングルAFは、おもに静止している被写体、風景や建物、花や小物といったものに向いています。逆に動いている被写体は得意ではありません。シャッターボタンを半押ししたタイミングでAFが作動するので、その後に被写体が移動してしまうとピントが外れてしまうからです。
コンティニュアスAFは、動いている被写体を得意とします。半押ししている間、常にピントを合わせ続けるので、好きなタイミングでシャッターを切ることができます。ですが、常にAFが動いている状態なので、ピントが外れる場合もあります。また、静止している被写体を撮る際に、意図していない場所にピントが移ってしまう場合もあります。シャッターボタンを半押ししている間はAFシステムがフル稼働するので、バッテリーの消費量も格段に増えてしまいます。
このように、静止している被写体などを自分でピントをしっかり決めて撮りたい場合はシングルAF、とにかく動いている被写体を写したいときはコンティニュアスAFと覚えておけばOKです。ちなみに、デジタル一眼カメラの上位機種になるとAF性能、とくにコンティニュアスAFの実力が入門機とは段違いのレベルになります。動いている被写体をどの位置で捉えるのか、被写体のどういった動きを追従するのか、といったような細かな設定も可能になります。
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