2016年2月25日 08:00
日本IBM、銀行向けにFinTech共通APIの提供開始 - 利用者の利便性などを向上
同APIを利用した場合、画面情報のやりとりではなくアプリケーション間を接続するため、銀行側の画面変更にFinTechサービスが即座に対応できずエラーが発生するといったことがなくなり、利用者の利便性が向上するという。また、FinTechサービスと各銀行のサービスとのインタフェースを個別に設計する必要がなくなり、開発に要する時間とコストを削減できるとしている。
セキュリティについては、オープンな認証プロトコル「OAuth」により、利用者のIDやパスワードを銀行が認証したうえで、FinTechサービスの利用を許可する仕組みとなり、セキュリティーが強化される。IBMのAPI作成・管理・運用ソフトウェア「IBM API Connect 」と「IBM DataPower Gateway」により、提供されるオープンな認証プロトコル「OAuth」と連携し、強固なセキュリティを実現しているという。
さらに、銀行が新たなFinTechサービスを容易に試せるテスト用APIとして「チャレンジ・スタブ」やFinTechアプリケーションのデータを各銀行向けのデータに変換する機能「データ・マッピング」も提供するとしている。
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