2016年2月26日 10:00
Twitterのトレンドはマーケティングネタの宝庫!イラストと事例で解説 (3) Twitterユーザー≒映画ファン? ワーナーが取り組むマーケティング戦略
』(高橋氏)
人々の気持ちをそこまで高めるには、周囲の人が発する「作品についてのコメント」がポイントになる。加えて、映画情報に接してもらうタッチポイントを増やし、拡散を高める事も重要だ。
たとえば、バットマンとスーパーマンが戦う『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(3月25日公開)では、「バットマンかスーパーマン、どちらを彼氏にしたいか?」といった切り口でニュースを配信すると、ヒーローものが好きな男性だけでなく、女性にとっても親しみのある話題になる。さらに、身近なテーマだからこそ、SNS上で言及されやすくもなる。そういった、話題になりやすいトピックまで落とし込んで、宣伝を行っているのだ。
施策を展開し始める時期は決まっているのだろうか。そう聞くと、高橋氏は「作品によってまちまち」と回答する。
「たとえば、洋画でオリジナル作品ともなれば、多くの日本人にとって親しみはないでしょうから、公開半年~1年前くらいから準備してもおかしくありません。
決して早過ぎることはないですね」
それぞれの映画において、必要なだけ告知に時間をかける。とくに、日本人には作品の中身がある程度わかってから、劇場に足を運びたいという特徴が顕著に見られるという。