「貞操観念がない」わけじゃない - 出会い系サイトを使う少女の心理
○ネットでやりとりしたら「友達」という意識
未成年の女子がアクセスしやすい異性との出会いの場。最近の少女たちにはこのようなサービスが「出会い系という意識すらない」とのことだ。「小学生でもSNSを使い、女子高生に関してはネット上で知り合った人と会うことは普通のことになっている。ネット上の彼氏というのも存在し、"ネットでやりとりをしたら友達"という意識がある」と話した。
高橋さんは、いじめにあったり、仲のいい友達がいなかったり、周囲に知られたくない悩みがあるなどの場合、話せる相手を探す場として「ネット上の出会い」があると推察する。はじめは気軽な気持ちでやりとりをするが、LINEなどでの会話が進むにつれて、信用に値する相手へと認識が変わっていくのだ。
子どもたちがこのような被害にあわないためにはどうしたらいいのか。大切なことは「ネット上で知り合った人には会わない」という基本を徹底して子どもに教えること。
そして通信機器にできる限りのフィルタリングをかけ、日頃から会話を増やして子どもの様子を把握しておくことだという。
日々変化を遂げるネットの世界。子どもたちの心理を知るためにも、大人が理解していく必要があるようだ。
※写真と本文は関係ありません