2016年3月3日 15:44
神戸大など、環境DNA解析法によって海洋中の魚群の分布や規模を明らかに
この結果を魚群探知機によって測定した採水地点周辺のマアジの生物量と比較したところ、マアジの環境DNA濃度は採水地点から数10~150m以内のマアジの生物量を最もよく反映していることが明らかになった。
これまで、環境DNA解析は水槽実験や池といった閉鎖的な水域や、河川の短い区間のような水の流れが単純な水域でしか検証されていなかったが、この結果から、海洋においても環境DNAは観測対象種の生物量を反映していることが裏付けられ、環境DNA解析法によって魚群の分布やその規模を定量的に明らかにできることがわかったといえる。ただし、漁港付近では水揚げされたマアジに由来すると考えられる環境DNAも検出され、環境DNAの放出源が生きているマアジだけではないことも示唆されている。
現時点では、生物量推定の方法は1種ずつ個別に解析する必要があるが、同研究チームは、環境DNA分析によってその海域に生息する魚種をまとめて検出する手法の開発にもすでに成功しており、その技術と組み合わせることで、多数の魚種の分布や量をまとめて明らかにすることができる可能性があるとしている。
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