くらし情報『東日本大震災から5年、ソフトバンクの災害対策は? - ユーザーへ「安心」を1秒でも早く』

2016年3月11日 09:00

東日本大震災から5年、ソフトバンクの災害対策は? - ユーザーへ「安心」を1秒でも早く

2012年からは社内に災害復旧要員の公募制度が設置され、現在240名が通常の業務をしながら災害時に備えている。

●安心を届ける充実の設備
○充実した装備で災害に備える

説明会は千葉県柏市にある、同社の災害対策倉庫のひとつで行われた。ここは本社から最も近くに配備され、規模も最大級の倉庫となり、東日本大震災ではこの倉庫から復旧要員が派遣されたという。災害対策倉庫は全国に分散しているが、基本的な装備の内容はどこも大きくは変わらないとのこと。

災害時に使用する装備としては、3GやLTE網への接続回線(主に光回線など)が使えなくなった場合を想定して、衛星回線を使った臨時基地局が主に用いられる。これを基地局が使えなくなったエリアに運んで設置し、3GやPHSのアンテナを取り付けることで、衛星携帯電話回線を使って通話やSNSが可能になるというものだ。ちなみにLTEは帯域が足りなくなるため利用できず、3Gでもとりあえず安否確認ができるよう、パケットよりも通話やSMSの利用を想定したものだという。全国にこの基地局が200基ほどあるとのことだが、これでも設置に人数を取られてしまうため、新たに新型の基地局も導入されはじめている。

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