○平均年収は正規269.2万円、パート104.1万円
保育士の平均年収は「212.4万円」。雇用形態別にみると正規職員の平均年収は「269.2万円」、パートは「104.1万円」だった。給与に対する満足度は、パートのほうが正規やフルタイムに比べて高い。
保育士として働いている人の職場への改善希望点については、「給与・賞与の改善」「職員数の増員」「事務・雑務の軽減」が上位を占めているが、特に退職意向者から多くの声が挙がっている。また退職意向の理由としては「給料が安い」や「仕事量が多い」が挙げられており、特に正規でその傾向が強い。
過去保育士の希望する年収額について、過去正規で雇用されていた人の希望額は「269.8万円」と、ほぼ現在正規職員実態額と同等の金額(269.2万円)。しかし、正規職員雇用のみを希望する人の希望年収額をみると「307.3万円」であり、正規職員実態額の1割強増しとなっている。さらに、パート・非常勤雇用のみを希望する人の希望年収額は「154.9万円」で、これは現在パートの実態額(104.1万円)の約5割増しとなっている。
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