農工大、多孔質粒子を一段階で簡便に作製できる粒子作製技術を開発
特に、医療領域においては、従来は調製が困難だった経肺投与DDSに適した薬物キャリアとして最適な条件が簡便に得られるようになる。他の投薬ルートとして比較しても、経肺投与DDSは非常に魅力的である。また、強い鎮痛剤を経口投与できない患者にも適応可能な技術として確立できれば、末期癌の痛みの治療や、薬を飲み込むことができない患者への手術前後の鎮痛剤投与なども可能となる。研究グループでは、同技術が経肺投与DDSの発展に大きく寄与するものと期待されるとコメントしている。