2022年5月12日 08:39
尚玄「日本人に見えない。日本では役がない」と言われた過去…逆境をバネに奮起
『この日本の業界では、君の役はないよ』と強く言われたこともある」と告白した尚玄。「それでも諦めなかった。そこからニューヨークにアクティングを学びに行って、アジアの国でオーディションを受けて役を勝ち取ってきた」と強い意志で突き進んできたそうで、逆境をバネに奮闘する主人公に心を寄せた。
さらに尚玄は「俳優が企画を立ち上げて作るということは、そんなにないことだと思います。この映画を作ることは、僕にとって前例のないことへの挑戦でした」と力強くコメント。「8年前に直純くんから映画化の承諾を得て、ここまで時間がかかりましたが、その思いが映画にこもっているのではないかと思います」と完成作に胸を張っていた。
メンドーサ監督の撮影現場は、特殊な演出方法で知られている。役者に脚本は渡されず、セリフは当日教えられるとのこと。
ボクシングシーンも振り付けナシという異色の現場で、尚玄は試合シーンにも全力で立ち向かった。
記者から「相手はプロのボクサーですよね。ボクシングシーンはどのように撮ったんですか?」と質問が飛ぶと、尚玄は「僕も心配になって、日本にいる時から『アクション・コーディネーターのような人はいるんですか?』と聞きました。