くらし情報『富士通研、サーバの電源交換時期を自己診断するソフトウェア』

2016年3月24日 13:06

富士通研、サーバの電源交換時期を自己診断するソフトウェア

富士通研、サーバの電源交換時期を自己診断するソフトウェア
富士通研究所は3月23日、サーバなどICT機器に搭載されているデジタル制御電源のマイコン上にソフトウェアとして実装可能な、電源の交換時期の自己診断技術を開発したと発表した。

ICT機器に搭載されている電源は寿命部品であり、特にデータセンターなど大規模な用途では効率的な保守が課題となっているという。

今回、富士通研究所独自の電源のモデルベース開発技術を用い、電源の劣化による制御回路上の信号変化の解析に成功し、電源制御のマイコンがこれまで利用していた情報のみから電源の劣化を測定する新しい方式を開発。開発した方式を、電源のモデルベース開発技術を用いた評価環境上にソフトウェア実装し、電源の劣化を監視する部品を追加することなく、交換時期を自己診断できることを確認した。

開発した技術は、「電源制御回路の信号解析技術」と「新しい電源交換時期の判定方式」。電源の制御に使用する内部信号は、観測するための測定器を接続するだけで、測定器からのノイズに影響され電源の動作に影響を与えてしまうため、これまで制御回路内部の状態を観測することは困難だった。今回、電源モデルベース開発技術を応用した解析環境を構築することで、回路内部の直接の観測に成功。

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