2016年3月24日 13:06
富士通研、サーバの電源交換時期を自己診断するソフトウェア
電解コンデンサーの劣化度合いを変動させて取得したデータを解析した結果、電源出力の急変時の出力電圧を分析することにより電解コンデンサーの劣化が測定できることが判明した。
また、制御マイコンが取り込んでいるデータをもとに、普段、ICT機器が動作しているときに発生する負荷変動量に対する出力電圧の変動量と、電解コンデンサの劣化度の関係から、電源の交換時期を判定する新しい方式を開発。
同技術により、データセンターなどの運用において、電源の交換を計画的に行うことが可能となり、保守コストの低減と信頼性の向上を実現するという。
富士通研究所は、同技術を搭載した電源の実機試作とサーバに接続した実証実験を進め、2018年の実用化を目指し、今後、自己診断の対象となる部品の拡張や、要交換となった電源が接続されたサーバから、動作中の作業を別のサーバに待避させるといった連係機能などの機能追加を進め、さらなるサーバ保守コストの低減、信頼性向上を推進していくとしている。
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