2016年3月29日 13:20
東大、思春期~若年成人の白血病の原因となる新たながん遺伝子を発見
なおDUX4-IGHは、AYA世代に特異的に存在しており、小児B-ALLには極めてまれにしか存在せず、成人B-ALLでは検出できなかったという。同様にZNF384融合型がん遺伝子もAYA世代特異的な遺伝子融合であった一方、MEF2D融合型がん遺伝子は小児期とAYA世代B-ALLに同じ頻度で見つかり、成人ALLには存在していなかった。
さらに今回の研究では、患者の治療反応性を調べた結果、DUX4-IGHあるいはZNF384融合型がん遺伝子を有する白血病は予後良好群に属し、MEF2D融合型がん遺伝子陽性の白血病は予後不良群に属することも明らかになっている。
同研究グループは今回の発見について、AYA世代B-ALLに対する新しい分子標的治療法開発や、同疾患の速やかな予後予測診断法の実用化につながることが期待されるとしている。
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