フィギュア・高橋大輔らも実践したオフアイストレーニングの種類と効果
縄跳びのやり方は選手の目的によって異なりますが、長く跳び続けて心肺機能を高めたり、2重跳びや3重跳びでジャンプ力を高めたりと、さまざまな効果があります。専門用語では「プライオメトリクストレーニング」というのですが、縄跳びをしている際に着地の時間をなるべく減らし、着地のパワーをジャンプの力に変えることで、より楽に高いジャンプが跳べるようになります。
低年齢の選手は正しい跳び方を身体で覚えていくのですが、縄跳びをしている際は、体幹が安定していないと着地のパワーをうまくジャンプ力に変えられず、2重跳びなどで縄に引っかかってしまう原因になります。縄跳びは場所をあまりとらない利点もあるため、取り入れやすいトレーニングと言えます。
●ボールを使った練習の数々
○バランスや体幹を鍛えるメニュー
また、同じプライオメトリクストレーニングとして、1kg程度の重りが入っているボール(メディシンボール)を使ってトレーニングを行う選手もいます。こちらも目的によって使い方はさまざまですが、私の場合はボールを使って体幹を意識させることを目的として取り入れていました。重いボールを真上に投げようとする際、腕の力だけではなかなか投げられませんでした。