くらし情報『米ブルー・オリジン、ロケットの再使用による3回目の打ち上げ・着陸に成功』

2016年4月5日 09:55

米ブルー・オリジン、ロケットの再使用による3回目の打ち上げ・着陸に成功

米ブルー・オリジン、ロケットの再使用による3回目の打ち上げ・着陸に成功
米国の宇宙開発企業「ブルー・オリジン」は4月2日(現地時間)、これまでに2回飛行している「ニュー・シェパード」ロケットを三度打ち上げ、着陸させることに成功した。また、ロケットの先端に搭載された無人カプセルも着陸に成功。中に積まれた微小重力実験装置による実験も行われた。

打ち上げは日本時間4月3日0時18分ごろ、西テキサスにある同社の試験施設で実施された。ロケットは順調に上昇し、高度103kmに到達。先端に搭載した無人のクルー・カプセルを分離した。

ロケットはその後降下し、高度約1kmでロケットエンジンに再点火して減速し、地面に着陸した。一方のカプセルもパラシュートを開きつつ降下し、着陸に成功した。


垂直離着陸式で、高度100kmの宇宙空間まで飛行した機体を再使用できるロケットは、現在のところニュー・シェパードしかなく、ロケットの「再々使用」による3回目の飛行は世界初のこととなった。

○ニュー・シェパードとクルー・カプセル

ブルー・オリジンは2000年9月に、ネット通販大手のAmazon.comを設立したことで知られるジェフ・ベゾス氏によって立ち上げられた。同社は、旅客機のように何度も飛行ができる再使用ロケットの研究開発を行っており、試験機の打ち上げを続けている。

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