ゼロから始める重曹掃除 (5) スプレーで落ちない油汚れは重曹の"ふりかけ"で!
調理の際に跳ねた油が熱でこびりつき、頑固な汚れとなって一面を覆っている。こんな汚れにも重曹は有効なのだろうか。
このヤカンにも、片面には重曹スプレーをかけ、もう片面には重曹をふりかけて5分放置。スポンジでこすってみると、重曹スプレーの方は軽い油は取れたものの、下の焦げ付き部分は全く太刀打ちできないようだった。
重曹をふりかけた方は、ベタベタ汚れがしっかり落ち、元のステンレスの銀色が現れた。しかし焦げ付き部分の汚れは、重曹スプレー同様、落としきるのは難しいように感じた。
あちこちの汚れ落としで疲れたので、ヤカンに水少々と重曹をふりかけて1時間ほど休憩することにした。このときの重曹は水を含み、ペースト状になっている状態だ。
1時間後、試しにヤカンの表面を金属タワシでこすってみると……力を入れずにスルッと焦げ付きや油汚れが取れるではないか!
あまりにもスルスルと汚れが落ちるので、ヤカンの全面をきれいにするのに5分もかからなかったくらいだ。これまで磨くのは面倒と躊躇(ちゅうちょ)していたが、こんなに手間かけずにきれいになるなら、もっと早く試しておけばよかったと後悔した。重曹をふりかけたらすぐにこするのではなく、しばらく放置しておくのもポイントのようだ。