2022年8月22日 10:00
高嶋政伸が感激した“市村正親の言葉”「またやろう、お前がやるならやるよ」
という感じで、スッと引き受けてくださるんです(笑)。
――政伸さんからそんな風にお声がけされたら、皆さんその気になりますよね(笑)。
頂いたお仕事をやらせて頂く、それも本当に素晴らしいことなのですが、『リーディング・セッション』というのはそれとは別に、自分自身が本当にお腹の底から惚れた作品を自分で見つけてきて、自分のやりたい方とやりたいようにやる。
それをやることによって、プロやアマチュアを問わず表現に興味がある人々が集まってくる「場」ができる。そういう実験の「場」をずっと持ちたいと思っていたので、『リーディング・セッション』を始めました。
ただ実験の「場」と言っても、面白くないといけないのは当然の事で。面白くなかったら、お客さんも二度と来てくださらないので、表現者としての決死の腕試しの場所とも考えています。「なんだ、政伸のやりたい世界ってこんなもんか」という風に思われてしまうと、僕の役者人生、沽券にも関わるので(笑)。
――それで前回公演前には、「本番は楽しくもあり怖くもある」とおっしゃっていたのですね。
そうですね。最初は楽しんで始めるんですけど、途中くらいから七転八倒です。