稲垣吾郎、『窓辺にて』に映し出された無意識の“ダンサブル吾郎”「自然に出た」
「昔は、MCの仕事は今ほどなくて。どちらかというと、5人組グループの一番端っこでおとなしくしていて。前髪をいつも気にしているような、ちょっとミステリアスな感じだった」と過去の自分をいじるように語り、「最近は、意外とよくしゃべるなと言われます」と楽しそうにコメント。演じた茂巳について「自分を見ているみたいだなと思うような場面がいっぱいあった」そうで、「不思議な体験です。『演じていないんじゃないの?』と言われることも多い」と新鮮な体験ができたと話す。
リピーターが多いことを知った今泉監督は、2回目観る人に向けて鑑賞ポイントを紹介した。今泉監督が「(茂巳が)パフェを食べているシーンで、『僕は僕よりつまらない人間をほとんど知りませんよ』というセリフのときに、稲垣さんの身体が静かに揺れる。僕はこっそり“ダンサブル吾郎”と呼んでいます」と語ると、稲垣は「うそ!」とびっくり顔。
さらに今泉監督は「トランプをしながら、米津(玄師)さんの歌について話しているときに、トランプを持った稲垣さんの手がリズムを刻んでいる」と続けたが、稲垣は「自分では記憶にない」という。「パフェのシーンで、僕がパフェを抑えながらしゃべっていたというのは、香取慎吾くんも『これ、吾郎ちゃんじゃん』と指摘していた。