King Gnu井口理、芝居を通して感じた“ライブ”感「役者として1歩だけ前に進めた」
子供とかって無鉄砲に何でも言えてしまうから、それがうらやましいなと思います。
井口:俺なんてコミュニケーションで失敗したことだらけですよ。ラジオをやっていたりすると、なんとか場を盛り上げなきゃみたいな意識が働いていて。いわゆる“死んだ笑い”と周りからは呼ばれているんですが、場を何とかするためだったら、身を切り売りしちゃうんですよね。そんなことだらけです……。
馬場:“死んだ笑い”(笑)。私はコミュニケーションで記憶にあるのは学生時代のことですね。姉がとてつもない反抗期を迎えて、それを近くで見て育ったので、お母さんに反抗的な態度をとるのは良くないと思って、なんでも言うこと聞いていたんです。
でも、今思えばぶちまけることも大事だったのかなと……。
井口:そこで人格形成されていくもんね。
馬場:そう。大人になってから飲み込みがちだなと感じることも多くて。でも飲み込んだところで消化しきれるわけもないので、違うところで爆発してます(笑)。
井口:じゃあどちらかというとススメよりだったということで……。
○■井口理が感じた音楽と芝居の共通点
――意外な共通点ですね(笑)。では最後に、「今回の作品で役者としてのスタートを切れた」