尾上松也、新作歌舞伎『刀剣乱舞』は数百年後の古典として「愛される作品に…」
新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』製作発表記者会見が5日に都内で行われ、尾上松也、尾上右近、中村鷹之資、中村莟玉が登場した。
同作は名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた「刀剣男士」を収集し、歴史の改変を企む敵に対抗すべく、 様々な時代の合戦場を攻略していく刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』の歌舞伎作品。今回は十三代将軍足利義輝が討たれた“永禄の変”を、歌舞伎ならではの発想で大胆に脚色する。
三日月宗近役、そして演出も務める松也は「何が歌舞伎かというのはないんですけど、王道の歌舞伎のテイストはふんだんに盛り込みたいなと思ってはおります」と展望を明かす。「もう一つのこだわりとして、あまり最新技術に拘らない。否定するわけでもなく、全く使わないというわけではないんですけれども、できるだけ頼らずにアナログの形で生の舞台の良さを表現できたらいいなとは思っております」と計画しているという。
同作の企画について、松也は自主公演で作った新作歌舞伎『赤胴鈴之助』での達成感が大きく、「演出という立場でやってみたい」と思っていたそうで、「非常に念願というか思いかなったような感じでした。