舞台『う蝕』に坂東龍汰、近藤公園、綱啓永ら キャスト6人発表【コメント全文】
2024年2月~3月に東京・シアタートラムで上演される舞台『う蝕』のキャスト6人が31日に発表され、坂東龍汰、近藤公園、綱啓永、正名僕蔵、新納慎也、相島一之の出演が明らかになった。
立場や事情の異なる人々の葛藤を対話中心に描き出す作劇に定評のある横山拓也氏と、公共劇場から商業演劇まで幅広く活動し今最も勢いのある劇作家・演出家のうちの一人である瀬戸山美咲氏の強力タッグが実現。フランツ・カフカ、サミュエル・ベケット、別役実の作品をモチーフの参考として濃密な会話劇を練り上げ、実力派俳優人が、荒れ果てた町で遺体の身元確認のため集められた歯科医師たちをめぐる不条理劇を創出する。
「う蝕」とは虫歯のこと。荒れ果てた町で、歯のカルテを使い遺体の照合をするために集められた歯科医師と役人が、ひたすらその場に集められたこと、その目的をみんなで探りあっていき、ストーリーは展開していく。
なお、シアタートラムでの上演に加え、兵庫・愛知にてツアー公演あり。
作家・演出家・出演者のコメントは以下の通り。
○■作・横山拓也
起筆の準備は孤独な作業だと思っていたので、今回、演出の瀬戸山さん、芸術監督の白井さんと作品のスタート地点を決める会議を繰り返し行ったことがとても新鮮で、作劇の共犯関係を築くようなゾクゾクする時間でした。