2023年12月24日 12:00
奥平大兼「今できるお芝居を大事にしたい」 今年芽生えた思いを明かす
俳優としてやっていく覚悟が固まった転機を尋ねると、「僕はデビュー作がそうでした」と『MOTHER マザー』を挙げた。
「あの時に初めてお芝居して、公開まで1年あったのですが、その1年間ずっとお芝居したくて。公開されやっとデビューした時に、ありがたいことにいろんなお仕事をいただき、俳優としてやっていきたいという思いはその時から変わっていません」
デビュー作にして演じる面白さを実感するも、「100%まだ味わえていない」と感じたそうで、「もっと楽しむ要素がたくさんあるんだろうなと思い、俳優って面白そうだな、やってみたいなと思いました」と振り返る。
そして、作品を重ねるたびに俳優業の楽しさは増しているという。
「年々増しています。もちろん大変なことも増えますが、作品で出会う人たちが好きで、演者さんもそうですが、監督やスタッフさんも全員好きなので、そういう方々ともう一度お会いできるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と笑顔で語った。■奥平大兼
2003年9月20日生まれ、東京都出身。映画『MOTHER マザー』(20)で長澤まさみ演じる秋子の息子・周平役としてデビュー。
同作にて第44回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、数々の新人賞を総なめにした。