くらし情報『森雪之丞、氷室京介や布袋寅泰らから刺激を受け探し続けた“自分の場所” 初の自選詩集に込めた思い語る』

2024年1月23日 11:30

森雪之丞、氷室京介や布袋寅泰らから刺激を受け探し続けた“自分の場所” 初の自選詩集に込めた思い語る

シンガーが僕の言葉を表現するという意味では、コラボレーションなんです。一方自由詩は自分に託したものなので、大きく違うものという認識しています。でもある時期に氷室京介や布袋寅泰などに詩を書いているときは、ロックというものを突き詰めていたので、そのころの自分の詩をいま読むと、かなり表現の仕方も煽っている(笑)。僕が書いた詩を彼らなりに表現したものを聞いて、それが自分の自由詩にも反映されているんです」

この点について、森には持論があるという。

「いわゆる作詞家で“先生”と呼ばれる人のスタンスというのは、アーティストに対して投げるばかりだと思うんです。僕はある時期から氷室や布袋などロックのアーティストに詩を提供していますが、極端に言うと彼らは皆自分で詩を書けるアーティストなんです。そんな人たちに詩を提供するというのは、ある種の戦いがある。自身の世界を持っているアーティストと仕事をする場合、僕の世界を相手に渡すのですが、アーティストからも確実に次に進む力をもらえる。
僕は投げるばかりではなく、しっかりと受け取っている。だから“先生”と呼ばれるのはピンとこないんです」

詩を提供するだけではなく、アーティストから得るものが多い。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.