くらし情報『高石明彦氏、『私の卒業』プロジェクト始動の理由 若手活躍の場がない現状に危機感』

高石明彦氏、『私の卒業』プロジェクト始動の理由 若手活躍の場がない現状に危機感

事務所サイドも映画だったら……ということでエントリーしてくださっているのかもしれないですし、応募者の経歴を見ても、このキャリアを踏んできた人が応募するんだ! と思うこともありました。

――今後のプロジェクトの展望はありますか?

大きく2つあります。1つは「私の卒業」というブランドをアジアで広めていきたいということです。今年は香港のテレビ局の配信媒体で流してもらえることになり、さらに3期までの作品が台湾で放送されることも決定しています。徐々に広がっていっているので、さらに大きくしていきたい。もう1つは、若い人たちにワークショップを通してプロの俳優の第1歩を踏むためのスキルを教えられる場所を形にしていきたい。僕はこのプロジェクトは死ぬまで続けようと思っているのですが、それとは別に学校なのか、もっと多くの人たちに機会を与えることができるようになればと考えています。

■高石明彦
1975年生まれ。
The icon 代表取締役社長。プロデューサーとして、フジテレビ系ドラマ『教場』(20)、『君が落とした青空』(22)などを手掛ける。映画『新聞記者』(19)の脚本を担当し、詩森ろば氏、藤井道人氏と共に第43回日本アカデミー賞の優秀脚本賞を受賞した。

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