くらし情報『松坂桃李、天然痘と闘った町医者の実話を映画化『雪の花 』 共演に芳根京子・役所広司』

2024年2月22日 07:00

松坂桃李、天然痘と闘った町医者の実話を映画化『雪の花 』 共演に芳根京子・役所広司

努力を積み重ね、勇気を持ち、己を捨てて誠実に働く良策の姿は、永遠に価値ある歴史を生み、現在に生きる私達の心に、強く働き懸けてくれます。歴史は、決して進歩するものではありません。歴史は自然と共に、いつも同じものと戦っているのです。
今や、品位を敢えて失わせようとする文化が、消費と手を結び、勝手気ままに振る舞っています。それによって破壊されるのは、道義的な美しさです。言葉や行ないの立派さは、美しさがあればこそ、時の移り変わりに、耐えることが出来ると謂います。
良策との出合いは、歴史を鑑とし、少しでも良きものになれるかもしれないと、私達に希望や勇気を示し、道を清々しく照らしてくれるのでは、と思っています。

【編集部MEMO】

『雪の花』原作は吉村昭氏が1988年に発表した小説。
天然痘の絶対確実な予防法が異国から伝わったと知った福井藩の町医者・笠原良策(松坂)は、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所)に教えを請い、また私財をなげうち種痘の苗を福井に持ち込む。良策はかつてない予防法成功の為に様々な困難にも諦めず、妻・千穂(芳根)の支えの中で流行病と闘い続ける。自らの利益を顧みずに、天然痘に侵された日本を本気で救おうと立ち上がった実在の知られざる町医者・笠原良策が、生きる希望を問いかけていく。

(C)2025映画「雪の花」製作委員会

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