2024年3月14日 11:00
物価高、新たな取り組み…“チケット高騰問題”最前線に立つミュージカルプロデューサーの実感は
「ミュージカルブーム」と言われ、ミュージカル作品を観ることがエンタメとして定着しつつある一方、演劇作品のチケット高騰が観客の悲鳴にもなっている昨今。今回は、ホリプロが手がけるミュージカル『カム フロム アウェイ』(東京公演:日生劇場3月7日~29日、大阪公演:SkyシアターMBS 4月4日~14日、 愛知公演:愛知県芸術劇場 大ホールにて4月19日~21日、福岡公演:久留米シティプラザ ザ・グランドホール 4月26日~28日、熊本公演:熊本城ホール メインホール 5月3日~4日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて5月11日~12日)の井川荃芬プロデューサーにインタビューする。
物価高、業界のシステム問題など、業界全体のスキームで解決するべき問題が詰まっている。実際に現場を動かすプロデューサーの立場から感じることについて語ってもらった。
○ミュージカル『カム フロム アウェイ』シンプルなセットにも「まさか…」
――ミュージカル界、演劇界については、チケットの高騰がよく話題となっていますが、実感としていかがですか?
物価の高騰が、セットの制作や輸送など、色々なところに影響していると感じています。